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私は以前、ペルシャ猫を飼っていました。
3年前死んでしまいました。15年生きました。
その猫は私の兄が友達からもらってきた猫でした。
真っ白でとても小さくて可愛かったです。
ペルシャ猫は日本の猫と違い気性が荒いと聞きました。
私のそのペルシャ猫もすごく気性が荒かったです。
でもすごく品がある猫で、じっと外を眺めている姿は素敵な猫の置物のようでした。
大きな尻尾を振りながら歩く猫でした。
名前はなぜか太郎です。
太郎は日本の犬の名前のようです。
その猫はオスでした。
オスというだけで家族は太郎と名を付けました。
太郎はすごく偏食でした。
食べ物といえば、同じキャットフードです。
しかも、同じ味しか食べないのです。
母が違う種類もあげてみようと試しましたが、食べることはありませんでした。
太郎は生涯、同じ味しか食べることはなかったのです。
毎回同じですから、楽ではありましたが、太郎は飽きることはなかったのでしょうか。
そのキャットフードは一缶80円です。一日に一缶から一缶半食べます。
若いときに比べて年をとってからは食も細くなったようでした。
毎日一缶半、おおよそ100円です。
一月で3000円です。
もっと安い缶にしてくれたらなと、おばあちゃんは言っていました。
家族みんなは忙しいので猫の世話はきまっておばあちゃんの役目でした。
誰にも懐かない太郎は、時々おばあちゃんに牙をむける事もありました。
そのせいで、おばあちゃんは何度か病院へ行きました。
一番世話をしてるのに一番噛まれる数があって不公平だどおばあちゃんはよく言っていました。
太郎の食事の時間は太郎が決めます。
お腹がすく時間は大体きまっているようでした。
その頃になると、おばあちゃんに擦り寄っていくのです。
猫は犬と違い、そういうところが可愛いです。
可愛く思えてしまうのです。
しかし太郎は食べ終わると元の太郎に戻ってしまいます。
気性が荒い太郎です。
太郎はよく外を眺める猫でした。
家の中で飼っていたので、ストレスも溜まっていて気性が荒くなったのかと思います。
一度、脱走したとき路地裏で丸まって震えていました。
外の世界は怖いとその時知ったのでしょう。
それからは外に出ようとはしなくなりました。
家の前を通る人は、よく太郎をぬいぐるみと間違えていました。
太郎が動くと本物だとびっくりするのでした。
そんな太郎が老衰でなくなりました。
もう、太郎のキャットフードを買うこともなくなりました。
少し、寂しいです。

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